Health blog 健康づくりブログ
五十肩の症状
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初期の違和感【この頃はあまり気にしません】
最初は何となく肩が引っかかる感じがする。腕枕がきついといった程度のほんの僅かな肩の異変です。生活できなくなる程の痛みもありませんから、放っておくことが殆んどではないでしょうか。『そのうち消えるでしょう!』くらいなものです。
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初期の進行期【治ると思っていますが、なかなか思うようになりません】
五十肩なので消えると思っていたけど1月経っても同じ感じです。消えてしまうこともありますが、これは五十肩とはいえません。他の肩関節の原因があり、これが治っただけの事です。そのうち少し心配になってきます。『もしかして五十肩かしら?』そして友人や家族に相談します。すると『運動不足じゃないの~』なんて言われて、しぶしぶやったことの無い運動を始めます。はじめは水泳がいいのではないかと考えて、プールに行ってみたりします。そして、泳いでみますが、泳げないことは無く、むしろ水泳の後は、治ったような感覚さえします。しかし、筋肉が水泳の疲労を忘れると、また同じ痛みが出てきます。つまり、腕枕が出来ない引っかかるような感じです。
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中期の炎症【激痛が出てきます。拘縮の始まりです】
運動が足りないと思って、他の運動も取り入れてみたりしますが、一向に症状は改善されません。改善されるどころか、心なし痛みが強くなってきます。心配になって病院に行きますが、確定的な診断はありません。『五十肩でしょうね~運動しましょう。』ことが多いようです。そして更に運動します。ある時を境に痛みが激化します。炎症が起きたようです。もう運動はしません。五十肩の場合は、運動をしなくても、いずれは同じ拘縮状態になることが多いです。痛くて動かせなくなります。そして、だんだん痛みは強くなります。
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中期【大きな炎症は治まっていますが拘縮が強くなります】
次第に、痛みと共に拘縮と呼ばれる肩関節の硬化が出てきます。動きは半分以下になります。この頃から、夜間、寝ている時に歯が痛いような腕の疼きが出現することが多くあります。すべての方ではありませんが、この夜間痛が、皆さんを最も苦しめる五十肩の実態です。拘縮が出てきて、夜間痛が出て、初めて『いわゆる五十肩』を実感することが多いです。初めて病院に受診するのも、この頃が多いのではないでしょうか。
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後期【拘縮はありますが、痛みは大分楽になります】
拘縮期が末期になりますと、夜間痛もあまり感じられなくなります。痛みも、腕がうずくような痛みは無くなって来て、肩が硬くなっている痛みのみに移行してきます。この頃は『もう治るかな~』と何となく感じられるようになります。そして、動きは半減したままではありますが、積極的に動かすことが出来る様になります。ここで初めてエクササイズが、有効になることが多いです。五十肩の初期に、水泳などをして痛みが変わらないか、悪化するケースは多く見られます。
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回復期【エクササイズの効果が出る時期です。運動が重要な時期】
ここでようやく運動が可能となります。そして、運動することが、肩関節の可動域を拡げ、本来の動きに戻っていくことを感じます。エクササイズをして、効果が実感できるようになり、努力と共に改善がみられます。ここでエクササイズをサボるとなかなか治癒しません。最終的には治る疾患ですが、的確な時期に的確な処置を成せば、3ヶ月~6ヶ月で概ね治ります。処置が甘いと長引きます。激痛ですから、早く治してしまいたいものですよね。