脊柱菅狭窄症の原因と整体・鍼灸治療 2022年11月10日更新!

2017/06/04
こんばんは、健康堂の冷です、久しぶりの投稿になります。

最近健康堂の腰部脊柱管狭窄症の患者さんの来院が増えて、その中、症状がよく改善されるパターンと大きい変化がないパターンがあります。

なぜでしょう。今日は腰部脊柱管狭窄症の原因から分析していきたいと思います。

腰部脊柱管狭窄症、神経の通り道である脊柱管が狭くなって、中を通る神経や血管が圧迫され、血流が悪くなり、 腰や脚の痛みやしびれが起こる病気です。

脊柱管狭窄症には、大きく分けて次の3つのタイプがあります。

1 神経根型(しんけいこんがた)
背骨を通り腰部、臀部から下肢につながる神経の一番根元(神経根)が圧迫されるタイプ。圧迫されている側の足、つまり片足だけにしびれや痛みが出ることが多い。

2 馬尾型(ばびがた)
脊柱管の中を通る脊髄神経は第1腰椎あたりから馬の尻尾のように、何本にも分かれています。これを馬尾神経と言い、脊柱管の中を通る馬尾が圧迫されるタイプ。両足にビリビリと強い痺れや麻痺の出ることが多い。

馬尾型が進行すると、腸や膀胱の働きに関係する神経が圧迫され、排尿・排便障害などを伴うこともある。

3 上記二つを併せた混合型
神経根と馬尾神経、両方の神経が圧迫されるタイプ。

馬尾型はまれですが症状が重く、整形外科で手術を受けることをおすすめします

そのほか七割以上神経根型、神経根型の中にさらに下記の原因で分かれます
1.椎間板の変性

椎間板線維輪が傷んで、中にあるゼリー状の髄核がずれて、椎間板がつぶれたり、後ろに膨らんだり(膨隆という)することで、脊柱管や椎間孔:脊髄から左右に枝分かれした神経根の出口)が狭くなり、神経が圧迫されます。


2.椎体の変形

椎間板の変性に伴って、その椎間板の上と下にある椎体の縁にトゲのような骨の出っぱりが生じて脊柱管や椎間孔にせり出すことで、血管と神経が圧迫されます。



3.靭帯の肥厚

脊柱管の前方にある後縦靭帯や、後方にある黄色靭帯がたわんで分厚くなり、脊柱管が狭くなって血管と神経が圧迫されるます



4.椎体がずれた腰椎すべり症

椎体と椎体が前後にずれてしまった状態で、そのズレにより脊柱管や椎間孔が狭くなって神経が圧迫される。動いてもズレの程度が変わらない安定したすべり症もあるが、腰椎の前屈や後屈でズレが大きくなることもあます。


5.腰椎が曲がった変性側弯

椎体と椎体が左右に曲がったりねじれたりした状態で、脊柱管や椎間孔がさまざまな形で狭くなり、神経と血管が圧迫されます。
側弯した状態で固定されることもありますが、腰椎の運動で側弯の程度が変わる場合もあります。


強調したいのは脊柱管狭窄症の痛みとしびれの原因は神経圧迫されることより

血管が圧迫され、血流障害による神経症状の場合が圧倒的に多いです。


残念ながら

重度の椎体の変形と靭帯の増生による圧迫
は保存療法の効果がよくありません、なぜというと
骨の重度の変形と靭帯の増厚の改善がなかなか難しいです
ほかの
椎間板ヘルニア
すべり症
背骨の側弯と前後彎による
ものは完治は難しいですが
痛みとしびれと徒歩困難が改善されるのは
十分考えられます

健康堂の治療法として、整体法と鍼灸治療

整体法

① 膨隆した椎間板を戻す効果 
②腰椎すべり症でずれた椎体を戻す効果 
③変性側弯で曲がった腰椎を矯正する効果 

鍼灸

①椎間のヘルニアの吸収促進効果
②圧迫される血管の血行改善により、神経の状態が良くなり、痛みとしびれの改善

http://www.kenkou-tower.com/shinnryounaiyou.htm

お気軽に相談してみてください



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