冬のストレッチにご用心!
こんにちは。
西荻院の長谷部です。
最近また一段と寒くなってきましたね。
そして、ここのところ患者様から下記のようなご相談をちらほらとお伺いすることがあります。
それは、「ストレッチをしていたら伸ばしていたところに痛みが出てしまった」というご相談です。
本日はストレッチについて、上記の現象の解説も交えながらお話させていただきます。
そもそもストレッチをする目的は、筋肉を柔らかくすることで不調や怪我を防止したいという方がほとんどだと思います。
上記の相談をされた方も同様の目的でストレッチをやっていたそうですが、結果的には怪我予防のためのストレッチで怪我をしてしまい
そのことで、ストレッチ自体があまり良くないのではというようなご感想をお持ちでした。
ここで一言申し上げたいのは、ストレッチ自体は的確に行えばとても有効なものだと思います。
ストレッチには大事なポイントがいくつもあります。
ただ今日全てを書くと膨大な量となってしまうため、先ほどのご相談に関係ある点を中心にお話させていただきます。
ストレッチをしていて傷めてしまった方々のお話しをお伺いしていると、総じてやり方に無理があるケースが多いです。
・多少の痛みを我慢しても自分の限界ギリギリかもしくは限界点くらいまで一気に伸ばす。
・弾みをつけて勢いよく行う。
上の2点はストレッチでよくイメージされるような形ですが、わりとリスクが高いように感じます。
筋肉というのは、実は伸ばされる力には弱い構造になっていて、それを神経などのセンサーによって過度に伸ばされないように守っているような仕組みとなっています。
そのために限界点のところまで勢いよく伸ばすと上記の仕組みがうまく働く前に筋肉が伸ばされ過ぎてしまい傷めてしまうという事が起きてしまいます。
また限界ギリギリやそれ以上に伸ばそうとすると、センサーが反応しすぎて防御反応で筋肉を固めてしまい、思うように筋肉を伸ばすことができなくなってしまいます。
なのでストレッチを行う際はまず
・気持ちいいと感じるくらいの範囲で
・勢いをつけずにじっくり伸ばす
という点に気をつけていただくと傷めてしまうリスクが軽減し、より効率的に筋肉を伸ばすことができます。
そしてもうひとつの注意点は今が寒い季節だということです。
ストレッチをしていて傷めてしまったというご相談ですが、寒い冬の時期に聞くことがとても多いです。
この寒い時期というのは、暑い夏の時期と比べて血流が悪く、筋肉自体も固くなっているため、単純に怪我のリスクが高くなります。
そのために寒い時期は
・お風呂上がり
・ウォーキングや体操などの運動後
など
身体が少し温まった状態でストレッチを行うか
セット数を増やし、はじめは限界よりかなり緩い(少しテンションを感じるくらい)位置でじっくり伸ばしてから2〜3セットかけて伸ばす範囲を広げていくようにすることでストレッチで傷めてしまうリスクを下げることができると思います。
その他にもストレッチには様々なポイントがありますが、それは患者様によって必要なポイントが変わってくるため当院では施術でお身体を診させていただいた際などに個別に必要なストレッチの仕方や注意点などをお伝えさせていただいております。
まずはブログで紹介した点に注意してセルフケアなどに取り入れていただければと思います。
ストレッチを有効に行い、怪我のしにくいお身体を作っていきましょう!
もしさらに細かい点が気になる方はぜひお気軽に当院のスタッフにご相談下さい!
健康堂 久我山院
西荻院