ホメオスタシス
2024/12/04
こんばんわ
山梨の紅葉が綺麗だったー。
今日の患者さんとの会話なんですが、後々、よく考えたら
もう12月なのに紅葉って、やっぱり季節がずれていますよね。
それはさておき
ホメオスタシスって知ってますか?
医療に関わる人以外は殆どの人が ? ですよね。
ホメオスタシスとは、言い方を変えると「内部環境の恒常性」
とも言います。具体的に何かと言うと、
人間を取り巻く外の環境がどんなに変化しても、人間の身体の中の
状態を一定に保つ能力の事です。
代表的なものとしては、体温や血液量がありますが
他にも様々なものをコントロールしてます。
例えば、体温は暑い国に行って計ろうと、寒い国に行って計ろうと
正常な人は常に36.4~36.8℃に保たれています。
スポーツなどで怪我をし出血をしても、時間経過と共に体内で造血をし一定の
血液量が保たれます。
このように、外部環境に何かしらの変化があったとしても
、ホメオスタシスという能力のお陰で、私たちは日々、意識する事なく
健康な身体を維持しているんです。
これって、よくよく考えると凄い事ですよね。
何も考えずに生きているだけで、体内環境を最適に調整してくれている訳ですから。
では、ホメオスタシスのような能力を何故持つ事ができるのでしょう?
それは、その能力を実現する為に、自律神経が機能として働くからです。
ここでも多くの先生が自律神経のお話をしていますが
このホメオスタシスも自律神経の働きが大切なのです。
自律神経は常に休むことなく働いています。
日が昇れば、交感神経を自動で優位にし活動的に。
夜になれば、副交感神経に切り替え、休息を促す。
もし、ストレスや不摂生によって生活のリズムを崩し自律神経が
乱れれば、交感神経と副交感神経の切り換えがうまくいかなくなります
朝起きても、副交感神経が強くだるさが抜けないなどの不具合が出てきます
そして、そういった自律神経の乱れを放置すれば、ホメオスタシスの能力も
失っていく訳です。
そうなれば、薬でコントロールしたり、日々、何かを意識して身体の維持に
努めないといけなくなりますよね
そんな面倒な生活、絶対嫌ですよね。。
ホメオスタシスを維持する為に、規則正しい生活を意識して
しっかり自律神経を整えましょう。