冬の養生
2024/11/28
『補腎』
冬の養生で最も大事な事は「補腎」です。
補腎とは、五臓の「腎」の力を補うこと。
腎は生まれながらの生命力が宿るところで、
冷えると働きが悪くなり、温めるとパワーが充電されていきます。
目安は、背中に手を回して、肋骨の切れ目の高さです。
そこに、【腎兪(じんゆ):ウエストの一番細いところ。背骨から指2本分外側】と言うツボがあり、その下に腎臓があります。
腎を温めましょう。
『腰痛対策』
寒いと、猫背や小股になるのは自然なことで、身体全体の動きは小さくなります。
寒さに対抗するには、身体を小さく動かした方が、放熱が少なく効率が良いからです。
とはいえ、こうなると腰痛は時間の問題です。
予防するためには、血行を促進させる事がおすすめです。
① 足の指と足底は柔らかく
足の指や足底に柔軟性があると、腰痛だけでなく膝痛や足首の痛みの予防になりま す。
お風呂に入り温めたあと、足裏全体を揉んでほぐしていきましょう。
おすすめのツボ
【湧泉(ゆうせん):土踏まずのやや上】
腎が元気になり、気力が泉のように湧くツボです。
不眠症の解消や、背中や足の疲労回復にも効果的です。
② 骨盤を立てる
タオルを腰に巻き付け、両手でタオルを前に引っぱります。
骨盤が垂直より少し前に入るようキープし、深呼吸を続けます。背骨のSカーブがきちんとできると、頭の重さを分散化でき、肩・首のコリも改善できます。
小さな変化でも、積み重ねることによって
身体が整っていきます。
冬を乗り切りましょう。