薬膳とは        2023年2月1日更新!

2008/11/25
東洋医学の理論に基づき調理された料理で、病気の予防や回復、保健を目的にした、おいしい食事のことです。
薬膳料理は、生薬を使ったものだけではなく、日々の私たちが食べている肉や穀物野菜、魚、乳製品などを材料にしたものも含まれます。
 生薬を使っていれば薬膳だということは感覚的にわかっても、普通の食材を使って作る料理が薬膳なのだということは、いささかピンとこないのではないでしょうか。

 かつて私も、薬膳料理の本を購入しても、生薬配合の料理だとありがたみがあっても、普通の食材を組み合わせた料理が薬膳だといわれても、普通と薬膳の違いがどこにあるのかわかりませんでした。

 そうなんです。ここが肝心なところ。中医学理論に基づいているか否かが、薬膳か否かの大きな違いです。
したがって、生薬を配した料理があっても、それが中医学理論に基づいていなければ、薬膳とはいえません。
枸杞やナツメを使っているから薬膳料理だ、とはいえないということです。

 そして、味的は おいしくなければいけません。
 おいしくなければ、毎日食べることはできませんし、『おいしい』と思う情報が脳に感知されると、胃の消化液もスムーズに出てきて消化され、体にとって栄養になります。怒りながらや、イライラしながら食べると消化不良を起こしたりしますから。

                      健康堂 久我山院
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