梅雨の時期はお腹の不調にご用心
2024/06/07
こんにちは。
西荻院の長谷部です。
最近は気温も湿度も増してきて、本格的な梅雨の時期になってきました。
この梅雨時期に関して、東洋医学では昔から言われているお話しをひとつ紹介します。
この話は過去のブログでも一度紹介しているお話ですが、ここ最近はこのお話が関係してるような不調をよくお伺いするので再度お話しさせていただきます。
東洋医学では、昔から『長夏は脾を傷めやすい』という言い伝えがあります。
これだとなんの話か良く分からないですが、ここで言う「長夏」とは「梅雨時期」のことを表し、「脾」とは「胃腸」のことを表します。
そのため言い換えると『梅雨時期は胃腸を傷めやすい』となります。
「胃腸を傷める」というとなにやら恐ろしい言い方ですが、これは「胃潰瘍」といったような病気になると言うことではなく、胃腸の働きが弱まってしまうということを言っています。
胃腸の働きが弱まることで、からだに必要な栄養素を吸収できずエネルギー不足になったり、からだに不必要なものが溜まってしまい、なかなか疲れが抜けなかったり、からだが重く感じたりなどはじめはなんとなく調子が悪く感じるようになります。
その状態がさらに進んでいくとだんだんお腹が張ったり、お腹を下しやすくなるなどお腹自体の不調も感じるようになり、そこからからだの様々な不調に繋がっていってしまいます。
上記の症状に自覚がある方は、消化に悪い食事(甘いものや油ものなど)を控えたり、水分の摂りすぎには注意が必要です。
そして前回のブログで紹介しているような食材を適度に摂っていただき、身体に溜まった余計な水分を排出して頂くのも有効です。
また気を付けていてもこういった胃腸の働きの弱りからくる様々な症状がなかなか抜けない方には一度鍼灸治療を受けてみるのもお勧めです。
鍼灸治療を行い自律神経のバランスを整えることでこういった症状に改善が見られたケースがいくつもありますので、お気軽にご相談ください(^^)
過ごしにくい時期が続きますが、おからだにも胃腸にも気を付けて乗り切りましょう!