副腎疲労って?

2023/11/29
皆さんこんにちは。 
今回は人間が生きていくうえで欠かせないホルモンの調節を担う「副腎」についてお話ししたいと思います

「副腎」は腎臓の上に位置する約2~3cmの小さな三角形の臓器で、左右1対ずつあります。約4~5g程度の小さな臓器ですが、からだがストレスに対抗し、元気に生活を送れるように様々なホルモンを産生する重要な場所です

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副腎皮質から出るホルモン
→アルドステロン、コルチゾール、テストステロン

役割:血圧・血糖値の調整。免疫力を保つ。性ホルモンを分泌、
   ストレスに対抗するホルモンを分泌

不足すると起きる症状:立ちくらみ、集中力低下、免疫低下、疲労感

副腎髄質から出るホルモン
→アドレナリン、ノルアドレナリン

役割:体内リズムを作る、血圧・脈拍などを調整する

不足すると起きる症状:朝起きられない、熟睡できない、疲労感

また次のような症状もある方も副腎疲労になってる可能性があります
・甘いものが好き
・塩分の濃いもの(しょっぱいもの)が食べたくなる
・コーヒーやコーラなどカフェインの入った飲み物をよくとる
・チョコレートなどを口にしないとやる気が出ない
・甘いものを食べると元気になるが、そのあとはだるく感じる

副腎は自律神経に支配され、日々の積み重ねた肉体疲労やストレスによって疲弊しやすい臓器です。疲弊するとホルモンの分泌が悪く、血圧があがらず、頭も働きにくい。そんな時、体は血圧をあげるため上記のような行動をとることがあります。しかし、急激な糖分上昇や血圧の上昇は血管に負担をかけ巡り巡って臓器の不調をもたらします。
そうなる前に自分でできることは息が少し上がる程度の軽い運動・バランスの取れた食事・充分な休息です

鍼灸治療でも自律神経を整える手助けができますし、手足末端をもみほぐすことで体をリラックスさせることもできます。溜まってしまった疲労はすぐにはとりにくいものですが、根気強く、定期的に治療をすれば症状の緩和が期待できます。

気になる方は気兼ねなくスタッフに相談してくださいね