低音障害型感音難聴なら鍼灸が効くのか?

2023/09/23


最近突発性難聴以外に、低音障害型感音難聴の患者さんの来院も増えてます。低音障害型感音難聴について紹介したいと思います。

低音障害型感音難聴とは、低音部の周波数のきこえが悪くなる病気です。

内リンパ水腫が原因と言われていますが、蓄積されたストレス、疲労などがきっかけとなって引き起こされるケースが多いようです。数日で症状が自然に治まることもありますが、再発のリスクが残ります。

 メカニズム:内耳の「骨迷路」を満たす“外リンパ液”と、「膜迷路」を満たす“内リンパ液”は、通常混じり合わない構造になっています。しかし低音障害型感音難聴によって内リンパ液の量が増加すると、膜迷路が膨らみ、低音を感知する機能が正常に働かなくなります。このようにして、低音部の周波数だけのきこえが悪くなります。

症状

  • 耳が詰まったような感覚
  • 難聴
  • 低い音の耳鳴り
  • 音が割れて不快に響く
  • 自分の声が響く
  • めまい

 低音部の周波数がきこえない病気ですが、代表的な症状は、“難聴”というよりも、“耳が詰まった感覚”というイメージの方が近くなります。
それぞれの症状の程度はさまざまで、少し気になるというレベルから、不快でたまらないというレベルまで見られます。また、これらの症状が片耳だけでなく、両耳で起こることもあります。

 

・聴覚症状の発作が1回の場合に、急性低音障害型感音難聴と診断し、難聴を反復した場合にメニエール病非定型例(蝸牛型)と診断します。難聴が反復する急性低音障害型感音難聴メニエール病非定型例(蝸牛型)とは類似した疾患と考えられています。

2000年の厚生労働省の全国調査では、急性低音障害型感音難聴の約40%が再発してメニエール病非定型例(蝸牛型)に移行し、さらにその1/4がめまいも反復するメニエール病確実例に移行すると報告されています。

 

健康堂の治療法

独自な治療法
独自な鍼灸治療、トウ氏奇穴、奇経法を使い、効果の高いツボ刺激をすることにより内耳のや神経の働きが活発になり、血液の循環をよくすることになり、難聴の症状改善につながります。

また鍼灸で自律神経のバランスを調整して、ストレスによる難聴にも効果を挙げられます。

当院における鍼灸治療は東洋医学の脈診、腹診を行い、治療目標は体質を改善することによる根本原因の除去です。薬物治療のような対処療法ではありません。
そのため、鍼灸治療で改善できた症状は再発しにくいのが特徴です。
薬物治療により改善が見られない場合や症状を繰り返すような場合は当院の鍼灸治療をお勧めいたします。

 

発症から1ヶ月以内であれば非常に改善率は高いです。3ヶ月以内でも約5070%の改善率があります。

施術の期間は13ヶ月で、週に12回の通院が必要になります

回復の可能性は、早期であれば非常に高まります。

 

予後の良さは症状の重さ・発症からの日数・通院間隔と関わります。

発症から長期間経っている場合でも、改善されたケースもあります。

難聴なら気軽に健康堂まで問い合わせてください♪

 

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