コロナの後遺症ー嗅覚障害になったらどうすればいい?
COVID-19の嗅覚障害について、その症状、メカニズム、治療、そして知っておくべきことについて詳しく説明します。
COVID-19と嗅覚障害
COVID-19は、主に呼吸器症状を引き起こすウイルス感染症として知られていますが、感染後の嗅覚障害は比較的一般的な後遺症の一つです。COVID-19による嗅覚障害は、嗅覚に異常をもたらし、嗅ぎ物の匂いを感じにくくしたり、全く感じなくすることがあります。これは、特に食事の楽しみ、食欲、匂いに関する安全性、そして日常生活の品質に影響を与える可能性があります。
嗅覚障害の症状
COVID-19による嗅覚障害の症状は、感染から数日から数週間後に現れることがあります。一般的な症状には以下のものが含まれます:
1, 嗅覚喪失(anosmia): 嗅ぎ物の匂いを全く感じなくなる症状で、最も一般的な嗅覚障害の形態です。食べ物や香水、花の香りなど、日常的に感じていた匂いを認識できなくなります。
2, 嗅覚低下(hyposmia): 嗅ぎ物の匂いを感じにくくなるが、完全に失われない症状です。匂いの感度が著しく低下するため、食事の味わいや臭いに対する感受性が低下します。
3, 異臭(parosmia): 患者は、本来の匂いとは異なる匂いを感じることがあります。例えば、通常は美味しく感じる食べ物の匂いが、異臭として感じられることがあります。
4, 疲労感やストレス: 嗅覚障害は疲労感やストレスを引き起こすことがあり、これらの症状が日常生活に影響を与えることがあります。
嗅覚障害のメカニズム
COVID-19による嗅覚障害の具体的なメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、いくつかの仮説が提案されています。
1、 ウイルスの嗅覚神経への影響: COVID-19は嗅覚神経に感染する可能性があり、これによって嗅覚障害が引き起こされる可能性があります。
2、 炎症と免疫応答: COVID-19感染に伴う炎症反応や免疫応答が、嗅覚に影響を与える可能性があります。
3、 神経系の影響: COVID-19は中枢神経系にも影響を及ぼすことが知られており、これが嗅覚障害の原因の一部となる可能性があります。
嗅覚障害の治療
COVID-19による嗅覚障害の治療には特効薬は存在しませんが、いくつかのアプローチが試みられています。
1, ニオイトレーニング: ニオイトレーニングは、特定の臭いを定期的に嗅ぐことによって嗅覚を改善しようとする方法です。患者は、例えばレモンやクローブなどの強い臭いを練習し、嗅覚の感度を高める試みをします。
2, 医学的アプローチ: 一部の症例では、ステロイド薬や抗炎症薬が嗅覚障害の症状の改善に試みられることがありますが、効果は保証されていません。
3, 鍼灸のアプローチ 東洋医学においての嗅覚異常は鼻塞を主症とするもので、鼻に開窮するのは肺経で、その表は大腸経とが密接に関係し、頭部に現れる症は表症、衛気の生成・代謝は肺・肝・脾が関係する。
健康堂の治療法。
独自な鍼灸治療、トウ氏奇穴、奇経法を使い、効果の高いツボ刺激をすることにより嗅細胞の働きが活発になり、血液の循環をよくすることになり、症状改善につながります。また鍼灸で自律神経のバランスを調整して、交感神経の異常による嗅覚障害にも効果を挙げられます。
当院における鍼灸治療は東洋医学の脈診、腹診を行い、治療目標は体質を改善することによる根本原因の除去です。薬物治療のような対処療法ではありません。
そのため、鍼灸治療で改善できた症状は再発しにくいのが特徴です。
薬物治療により改善が見られない場合や症状を繰り返すような場合は当院の鍼灸治療をお勧めいたします。
嗅覚障害なら気軽に健康堂まで問い合わせてください♪
健康堂 久我山院
西荻窪院
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