脈診
2023/02/22
こんにちは
久我山院の秦です
健康堂では鍼灸施術を行なう際、
身体の状態を把握する一つの物差しとして、
脈診を行ないます。
今回は、その脈診で何を診ているのか?を説明しようと思います!
詳しく書くと専門性が高すぎる内容になるので、ざっくりといきます!
まず両手のイラストの説明から
右手のみ用意していますが、脈は両方診ます。
脈は、寸関尺に分かれます。脈の上・中・下といったところです。
両手を合わせて、六部あり、それぞれが臓器に対応してます。
右手
寸-肺臓
関-脾臓
尺-三焦
左手
寸-心臓
関-肝臓
尺-腎臓
※三焦...いろいろな解釈がありますが、私は血管・リンパ系と解釈しています。
これらの組合せになり、右手、左手、上中下でどれが元気ないのかな??
というところを脈診において診ています。
これらの脈で不調なところに感じた部分を問診したり、触診などでさらに探り、
ベースのツボと組み合わせ、治療してきます!
注意点としては、東洋医学の臓器と西洋医学の臓器は、
完全に同じものではない、という事です。
私なりの脈診の解釈で書き直すとこうなります
右手
寸-呼吸器
関-消化器
尺-リンパ・身体全体の水の流れ
左手
寸-精神
関-情緒
尺-生殖機能
私は脈診において、このように見ており、
脈が強い弱いで1ステップ。
それで、ここがおかしいなー、と決めきれなければ、
脈状を見ます。
脈状とは脈全体の印象のことで、
空虚で力がないとか、弓の弦のようにバシバシ跳ね返してくるな、とか、
ザラザラしているな...とかですが、ここまでいくと、深く掘りすぎなので、ここまで。
もし鍼灸を受けれて、気になった方は、ご自身でもはかってみてください!!
では!