男性の更年期障害とケア
最近、テレビも新聞紙もよく男性の更年期障害が取り上げます。健康堂も倦怠感・ほてり・意欲低下などの男性更年期障害の患者さんがしばしば見られます。
更年期障害は、ホルモンのバランスが崩れることで身体的にも精神的にも不調をきたす自律神経失調症の一つですが、男性にも更年期障害があるということが分かっています。
男性は20~30代に男性ホルモンの分泌がピークを迎えて、40代後半になるにつれて減っていくのが一般的なのですが、この減少する男性ホルモンの一つをテストステロンといいます。
そして、男性更年期障害にはテストステロンの減少が影響しています。
テストステロンは体内で生み出され、原料となるものはコレステロールです。
コレステロールは摂りすぎても摂らな過ぎてもいけませんので、このコレステロールにプラスアルファでバランス良い食事をすることが必要となります。
でも、バランス良くといわれても、何を食べればいいのだろう?
男性ホルモンを増やす食材は体の基本を作る良質なタンパク質~
良質なタンパク質は、豚肉・牛肉・鶏肉といった肉類、魚や牛乳、卵に大豆などにたくさん含まれています。
男性ホルモンの分泌を促す食材や成分
・玉ねぎには含硫アミノ酸という物質が含まれており、男性ホルモンの分泌が促進するといわれています。
効果的な摂り方は、切ったらすぐに食べるか短い時間で加熱することをお薦めします。
・亜鉛は男性ホルモンの分泌を促す働きがあり、亜鉛不足は血中のテストステロンの濃度が減少して必要な精子の量も減るといわれています。
亜鉛は、わかめや大豆、レバーや牡蠣、うなぎに多く含まれています。
・ねばねば系の食材
納豆、オクラ、山芋になめこなど、ねばねば系の食材は男性ホルモンと似た働きがあるといわれています
良い食材を取った後、やはり胃腸の消化と吸収は大切ですし、胃腸の動きに関わる自律神経の働きも大事です。
鍼灸治療は自律神経を整えることと胃腸の調子を改善するのが得意な治療分野です。
是非食事療法を意識しながら、同じ自然療法の鍼灸治療も受けてみてください。
健康堂まで気軽にお問い合わせください。
健康堂 久我山院
西荻窪院