新年あけましておめでとうございます。
2022/01/07
明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
今日は七草の日ですね。
私の子供の頃に習った記憶としては
おせち料理を食べ疲れた胃に対して、優しい味の七草粥を
食べなさいというものでしたが
調べてみると、意味合いとしては鍼灸もですが易学に通ずるところもあり
邪気を払い万病を取り除く意味で食べられているとの事です。
春の七草とは
せり
なずな
ごぎょう
はこべら
ほとけのざ
すずな
すずしろ
になりますが、それぞれ意味がありまして
●セリ(芹)
紀元前から中国で野菜として食され、日本でも『日本書紀』にセリの名が登場するほど、
古くから親しまれていて、「競り勝つ」という縁起のいい意味を持つそうです。
セリには胃を丈夫にする効果や
解熱効果、利尿作用、整腸作用、食欲増進、血圧降下作用などの効果があり、
鉄分が多く含まれているので増血作用も期待できます。
さらにビタミンCやミネラルが豊富で、免疫力UPや活性酸素の働きを
抑える働きもあり、目の疲れにも作用するほか、セリ特有の香りは
鎮静効果があるといわれています。
●ナズナ(薺)
ペンペングサとしてお馴染みの野草。
「ナズナ」という名前の由来は、「なでたいほど可愛い菜」だとも
いわれているそうです。
江戸時代に、7種をすべて入れる七草粥は庶民にとっては縁遠いものだったので
当時は貴重な野菜だったナズナを主役に、1、2種を入れて作ることが多く
夜に七草を刻むことを「薺打つ(なずなうつ)」と言い表すこともあるそうです。
ナズナには食物繊維やビタミン、ミネラル、鉄分、カルシウム、抜け毛予防に
よいとされる亜鉛も含まれていて、解毒作用や利尿作用、止血作用、胃腸障害や
むくみに効果があります。
●ゴギョウ(御形)
母子草(ハハコグサ)のことで、3月3日の桃の節句の際に、
母子の人形を飾って母子餅を供えて食べたことから、御形(形=人形のこと)と
いうようになったのが由来で、「仏様の体」というありがたい意味を持つそうです。
咳や痰、のどの痛みに対して効果があります。
●ハコベラ(繁縷)
ハコベ、特にコハコベの古名。身近な野草で、小鳥のエサなどにも使われています。
「子孫繁栄」の意味を持つそうです。
植物のなかでは豊富にタンパク質が含まれ、ミネラルも豊富なため、
古来は薬草として使われていて、特に昔から腹痛薬として使用されており、
胃炎などのほかに、歯槽膿漏(のうろう)にも効果があるといわれています。
●ホトケノザ(仏の座)
小鬼田平子(コオニタビラコ)のことで、植物の形状が、仏像の台座に
使われる蓮の花が開いた形に似ていることからこの名がつけられ、
縁起がいい植物とされます。
胃や腸の調子を整えてくれる効果があり、高血圧予防、歯痛や食欲増進などにも
作用するといわれている。
現在「ホトケノザ」として一般的に知られている植物は、
七草のホトケノザとは全く別のシソ科の植物だそうです。
●スズナ(菘)
カブのことで、「神様を呼ぶ鈴」の意味を持ち、どんな土地でも育つ強さがあり、
栄養価も高いです。かつて中国で諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)が
広めた野菜として知られることから、「諸葛菜」の別名もあります。
胃腸を整え消化を促進し、しもやけ、そばかすにも効果があるといいます。
カロテンやビタミンC、カルシウムや鉄分、ミネラルも豊富で、
根っこの部分には、コレステロールを低下させてくれる成分も含まれます。
●スズシロ(蘿蔔)
ダイコンのことで、「鏡草(カガミグサ)」とも呼ばれます。
平安時代にはほかの宮中儀式にも用いられており、日本人と
長い付き合いのある野菜。「けがれのない白」という意味を持ちます。
スズシロには美白作用があり、肌を若々しく保つビタミンCを多く含むほか、
胃腸の調子を整えるアミラーゼや便秘に効果的な食物繊維も豊富です。
ダイコンにある辛み成分には、抗がん作用や抗菌作用もあるそうです。
現代では七草粥を食べる習慣のない人の方が多い気がしますが
お正月の食べ過ぎた胃には優しくて美味しく、おすすめです!
健康堂鍼灸院整骨院 久我山院
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