座骨神経痛なら鍼が効く? 2022年11月9日更新!

2008/11/27
今日は急に気温が下がり、例年の一月並みの寒さでした。

 先月から毎週治療にいらっしゃるBさんはいつも通りの時間に一人で歩いて来院されました。
 この寒さの中大丈夫かなと心配しておりましたが、伺ったら、御本人は「楽になりました!」と笑顔で答えられました。
 一ヶ月前には奥さんに支えられながら、車での来院がやっとでした。

 所見は腰と左臀部の痛みとしびれ、徒歩困難。10分以上座ると、左足のしびれ増強。
SLRテスト陰性、L5の右回旋変位、左梨状筋と双子筋の過緊張、大腿四頭筋の萎縮、両足の感覚と神経反射は正常。
 喫煙は一日数本程度だが、昔はへービースモーカーとのこと。咳がよく出て、痰は黄色
脈は緊、舌質厚、苔厚黄、右そん口脈弱
 上記所見より、ヘルニアの可能性はほぼ否定出来る。L5の変位と梨状筋、双子筋の圧迫によるもと判断しました。
 とう氏奇穴の診断法で、肺虚による坐骨神経痛。
 
 局所で梨状筋と双子筋に2そん鍼で刺し、得気してから、L5のすいかん関節に刺鍼、
 全身の本治治療も同時に行い、とう氏奇穴の霊骨、大白などにも置鍼すること30分
 Bさんは「多少軽くなった。」とおっしゃられました。

 一回目の治療は約40分行いました。