アトピー皮膚炎と鍼灸

2019/10/09

こんばんは、秋が深まって、夜は肌寒くかんじますね、

これから冬に向かい、空気が乾燥し、アトピー皮膚炎、じんましんの多発の時期になります。

東洋医学的にアトピー皮膚炎、じんましんお原因は、体の奥に熱がたまりやすくなり、その熱が皮膚の上に籠ってしまうことです。

皮膚に熱が籠ってしまうことで、熱によって水分が蒸発し、乾燥してカサカサになったり、赤くなったり、腫れたりして、かゆみが出てしますのです。

熱がこもるという事は西洋医学的には炎症が起きるという事で、東洋医学的には胆熱、胃熱、大腸熱などという表現を使います

ではなぜアトピー性皮膚炎・じんましんで苦しまれている方は、身体に熱がこもってしまいやすいのでしょうか?

4つの原因に分かれます。

 ①  油濃いもの、辛いもの、味の濃いもの、チョコレートなどの甘い物などの過度な飲食、また暴飲暴食。
これらの過食は体に余分な熱を溜め込んでしまいます。

 

 ②  ストレスがたまった状態が長期にわたる事。
皆さんもイライラした時に、カーッとなるという言葉通り、顔や頭が熱くなると思います。

この様にストレスが長期にわたると体の中に熱がこもってしまうのです。

さらにアトピー性皮膚炎の場合、かゆみによるストレス。人に見られる事に対するストレス。皮膚の状態が気になるというストレスが加わり、更に悪循環になってしまいます。

 ③慢性的に疲れが溜まりすぎている事。

 東洋医学では疲れや疲労は熱に変わります。
 疲れがたまりすぎた時に、風邪でもないのに高熱が出た!という経験はありませんか?

 この様に疲れや疲労がたまりすぎると、身体にどんどん熱がこもってしまうのです。


体の中の水分が不足している事

 身体の熱は、体の中の水分で冷まされます。
炎症が起きている所は、むくみや水がたまりやすいのですが、炎症をしずめようと水が集まってくるのです。
 体の中の水分が不足すると、熱を冷ますことができなくなってしまい、
どんどんと体に余分な熱がこもってしまいます。

 

 この場合は鍼灸で、ストレスと疲れを解消し、体の中の水分の調節機能を整えて、熱を冷ましやすくしていけば、改善していきます。


 健康堂ではこのようにアトピー性皮膚炎・じんましんの本当の原因に対して問診、脈診を行い細かく原因を分析し、
 その原因に合わせた治療を行っていくので、アトピー性皮膚炎・じんましんの症状も改善していくことができるのです。

 

〇鍼灸によるアトピー性皮膚炎・じんましんの症状の改善方法

余分な熱がこもりにくい身体に変えていく

 先ほどお話させて頂いた身体に熱がこもってしまう原因の中から、今のアトピー・じんましんがどの原因にあてはまるのか調べます。

 鍼灸で自律神経と内臓の調子を整え、その原因を改善していき、余分な熱がこもらない、すなわち炎症が起きにくい身体に変えていきます。

患部の炎症を抑える

 これはおそらくどの治療でも行われています。
 健康堂では鍼灸を使い、患部に直接鍼をすることなく炎症を抑えていく治療を行います。
 簡単に説明すると、炎症が起きている皮膚の部分にこもっている熱を散らすような治療です。
 西洋医学でステロイド等の炎症を抑える治療などがここに含まれます。

患部の状態を良くする

 炎症を抑えるだけでは、またすぐに炎症が起きてしまいます。
それでは一時しのぎでまた再発し、改善という事にはなりません。

 健康堂では、更に患部の状態を良くしていきます。
具体的には症状が出ている、皮膚周辺の血の巡りを最大限に良くします。
 そうすることで、皮膚の早期回復が見込まれます。