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捻挫(足関節)

捻挫(足関節)

そもそも『 捻挫 (ねんざ) 』って?

関節に不自然な力がかかり、本来の動きの範囲を超えてしまったため、まわりの組織(靭帯や関節包など)が傷ついてしまうこと。

いわゆる『 ひねった(捻った)・くじいた(挫いた) 』ことです。このうち、レントゲンで骨のズレやヒビ(骨折)がないものを捻挫といいます。

※ズレたら脱臼(だっきゅう)または亜脱臼(あだっきゅう)

骨に傷がついていれば骨折です。ヒビも骨折にはいります。

捻挫の症状

どうなるの?

傷つけた程度(1度~3度)で症状が少し変わります。
ほとんどは傷つけた場所に「痛み」・「はれ」・「熱」などの炎症をおこし、酷い場合は「内出血(青あざ)」ができ、歩くことも大変になります。
内出血は痛めたところよりも、少し下に出る場合が多いです。

軽い 1度 靭帯が伸びる
 ↕   2度 靭帯の一部が切れる
酷い 3度 靭帯が完全に切れる

「そんなに痛くないし、歩けるからから大丈夫」と自分で判断せずに、必ず整骨院・病院に行って確認してもらいましょう。

なってしまったら・・・

まず足首を動かさない!そして、すぐに冷やしましょう。あとは速やかに治療へ!!

湿布より氷がオススメ → 皮膚の感覚が無くなったら一回氷を外し、感覚が戻ったらまた冷やすを繰り返す。(凍傷の防止のため)
移動中、可能なかぎり足首は高く上げておいてください。
目安は心臓より高い位置に。そこまで上がらなくても下に降ろしておくよりは上げておきましょう。

捻挫の治療法

  1. 電気治療

    電気治療
    • 干渉波治療機

      ・・・ 痛みの緩和筋を収縮させ、そのポンピングの作用により血流を促進させて痛みの物質を取り除く作用が強いです。

    • 微弱電流治療器

      ・・・ 弱い電流でカラダに流れている生体電流と同じ電気で、ケガを回復させたり、緊張した状態を正常に戻したりする働きをします。
      ・ケガが早く治る
      ・細胞レベルから回復を促す
      ・カラダのリズムの乱れを正しく戻す

    • 超音波治療器

      ・・・ 一般的な骨折治療は、整復、固定後は骨が自然に修復されるのを待つというものです。 しかし最近になって、超音波が骨の癒合を促進されることがわかり、治療器として応用されるようになりました。一日20分、治療器を骨折部にあてるだけで、前腕の骨の場合で約37日、すねの骨で約58日、骨が癒合するまでの日数が短縮したという報告もあります。

  2. テーピング法

    テーピング法 テーピング法は捻挫で痛めた足首の治療やその後のリハビリ、予防に使われます。テーピングには痛みや凝りを和らげ、内出血の改善、筋肉疲労の回復を早めたり、機能回復効果があると言われています。テーピングすると回復期の二次損傷の予防に役立てられるのでしておくと良いです。