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嗅覚障害

  • 嗅覚障害

    嗅覚障害には、においが分からない、本来のにおいと違うといった嗅覚機能低下、においを感じ過ぎてしまう嗅覚過敏症、くさくないのにくさいと感じてしまう異臭症があります。

    嗅覚障害は主に呼吸性臭覚障害と神経性嗅覚障害に分けられます。

    呼吸性嗅覚障害は鼻粘膜の腫脹や肥大などの鼻呼吸の障害から臭いの分子を嗅細胞が受け取れない事により起こり,一般的な鼻づまりや副鼻腔炎が考えられ、通常は鼻づまりが快方に向くと呼吸性嗅覚障害も可逆的に快方に向かいます。
    神経性嗅覚障害は上気道のウイルス感染などで、鼻粘膜の機能失調や神経伝達機能失調で臭いの情報を脳に伝えられない末梢性嗅覚障害、または頭部外傷や脳腫瘍、脳梗塞、パーキンソン病、アルツハイマー病などで脳自体が臭いの判別が出来ない中枢性嗅覚障害がある。

  • 回復について

    嗅覚障害の原因、病態により、回復のしやすさが違います。前述したように、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などで鼻副鼻腔に炎症が起こっている場合には、 1-2か月程度で嗅覚が回復してくることが多いです。一方、感冒後嗅覚障害や頭部外傷による嗅覚障害など、嗅神経障害が中心の嗅覚障害は難治性です。 回復に1-2年と長期間かかり、回復の程度も満足いく程度まで回復しないことが多いです。

  • 嗅覚障害と鍼灸治療

    嗅覚障害、鍼灸治療で改善が見込めるのは、風邪や鼻炎、ストレス、ウィルス感染が原因のものです。いわゆる呼吸性臭覚障害と末梢性神経性嗅覚障害。
    鼻の変形とか、中枢神経性嗅覚障害とかいうものは、鍼灸の施術で改善するのは難しいでしょう。
    東洋医学においての嗅覚異常は鼻塞を主症とするもので、鼻に開窮するのは肺経で、その表は大腸経とが密接に関係し、頭部に現れる症は表症、衛気の生成・代謝は肺・肝・脾が関係する。
    よって、肺・肝・脾・大腸の経穴から治療穴を選択する。

当院の嗅覚障害の症例

60代 女性
風邪をひいてから、臭いが分からなくなり、主婦なので、料理の匂いと味はわかりにくくなるのは一番の悩みでした。
治療は週1回のペースで行い、治療開始から三週目くらいでほんの少しの間だけですが、匂いが分かるようになってきました。感じ方としては、最初匂いが分かることがあり、少しするとまた分からなくなってしまうということです。
施術当初お灸の匂いもあまりはっきり分からなかったが、一カ月後お灸の匂いがだいぶわかるようになって、「先生、今日のお灸のけむりはきついね」とおっしゃって、一緒に笑いました 笑
二か月で完治しました。
治療は、顔、お腹、手足のツボに鍼と灸を使って行いました。

  • 嗅覚障害が改善してきた場合は、風邪を引いてしまっても改善傾向を維持されていますが、抵抗力を落とさない努力は必要となります。

    ①積極的ににおいを嗅ぐ
    ②風邪を引かないよう、手洗い、うがい、マスク
    ③運動・栄養・休養(健康の3原則)

    風邪、インフルエンザ罹患後、においが分からなくなった嗅覚障害、原因不明の嗅覚障害に対して施術を行っております。ステロイド点鼻薬、亜鉛、ビタミンB12、漢方薬を続けているが芳しくないと感じる方はぜひ、健康堂まで一度相談してみてください。