梅雨は胃腸の働きも弱める?

2021/06/19
はじめまして。
4月より西荻院に配属になりました、長谷部と申します。
今後ともよろしくお願い致します。

それでは、ここからタイトルのお話しです。

前回梅雨時期とギックリ腰の意外な関係のお話しでしたが、今回も梅雨時期に関して東洋医学で昔から言われているお話しをひとつ紹介します。

東洋医学では、昔から『長夏は脾を傷めやすい』という言い伝えがあります。
これだとなんの話か良く分からないですが、ここで言う「長夏」とは「梅雨時期」のことを表し、「脾」とは「胃腸」のことを表します。
そのため言い換えると『梅雨時期は胃腸を傷めやすい』となります。

「胃腸を傷める」というとなにやら恐ろしい言い方ですが、これは「胃潰瘍」といったような病気になると言うことではなく、胃腸の働きが弱まってしまうということを言っています。

胃腸の働きが弱まることで、からだに必要な栄養素を吸収できずエネルギー不足になったり、からだに不必要なものが溜まってしまい、なかなか疲れが抜けなかったり、からだが重く感じたりなどはじめはなんとなく調子が悪く感じるようになります。

その状態がさらに進んでいくとだんだんお腹が張ったり、お腹を下しやすくなるなどお腹自体の不調も感じるようになり、そこからからだの様々な不調に繋がっていってしまいます。

上記の症状に自覚がある方は、消化に悪い食事(甘いものや油ものなど)を控えたり、水分の摂りすぎには注意が必要です。

また気を付けててもこういった胃腸の働きの弱りからくる様々な症状がなかなか抜けない方には一度鍼灸治療を受けてみるのもお勧めです。

鍼灸治療を行い自律神経のバランスを整えることでこういった症状に改善が見られたケースがいくつもありますので、お気軽にご相談ください(^^)


過ごしにくい時期が続きますが、おからだにも胃腸にも気を付けて乗り切りましょう!


ring1.jpg