むちうち症の症状と、むちうち治療ついて。

2019/12/15


 交通事故によるケガで最も恐いのが、追突事故による、むちうち症(外傷性頚部症候群・頸椎捻挫)による後遺症です。

 むちうち症は、後方からの追突事故の衝撃により、頸椎が過屈曲した後、過伸展して生じます。


 不意に後ろから追突された場合、体だけが先に強い衝撃で前に動き、頭部は胴体 と逆の後ろの方向にひっぱられたようになります。

 自覚症状としては、しびれ、頭痛、頚部痛、首が回せない(頚部運動制限)、筋肉痛、などの痛みの症状と、

めまい・吐き気・耳鳴り・違和感・だるさ・全身の疲労感・不眠などの自律神経の障害の主に2つの症状があります。

痛みの治療には整骨(柔道整復術)が、

自律神経の治療には、ハリを使った鍼灸治療が効果的です。



■交通事故のむちうち治療の治療期間について。


むちうち治療の症状は、整形外科でのレントゲン写真やMRI画像では、異常が見られないことがほとんどす。
そのため、病院の医師も含め、むち打ちの症状の辛さを周囲の方に理解してもらいにくいですが、
交通事故のケガは、一日でも早く痛みをとったほうが、症状が残りにくいので、早めの相談をおすすめします。



打撲の治療期間は1ヶ月、むちうちの治療期間は3ヶ月、骨折の治療期間は6ヶ月、

が治療期間の目安となります。

軽症のむちうち症の治療期間は、3ヶ以内が目安です。

※接骨院・整骨院は、むちうち治療の専門治療院です。
※ほとんどの病院では、『むちうち症』そのものの治療は行っていません。



■交通事故の慰謝料と、整骨院での治療手続きについて


警察への「事故証明」の届出以外に、特別な手続きは要りません。整骨院での治療はすぐに受けることができます。
保険会社への連絡は、来院後でもかまいません。

特に、交通事故治療の80%の 「むちうち治療」では、最初が一番大事な時期です。
事故後、治療開始が早ければ早いほど、後遺症が起きる確率は低くなります。
重症な方ほど、早期の来院をお願いします。

むちうちは、首の捻挫です。首を支える頸椎がズレ、筋肉が伸びた筋挫傷の症状を放置すると、
上下を繋いでいる靭帯(じんたい)が伸びたまま固まるので、関節が緩いままとなり、直ぐズレるようになります。
※足首を一度、捻挫して放置すると、再度、捻挫するクセがつくのと同じと考えてください。

■交通事故の慰謝料の目安について


交通事故の慰謝料の目安としては、1日1回の通院につき4,200円が、後日保険会社より支払われる形となります。


整骨院によっては、「毎日来院すること」 を薦めるところもあるようですが、

2日に1回以上の頻度で来院しても、患者様の慰謝料の総額が増えることはありませんのでご注意ください。
※純粋に治療のため、初期の、毎日来院をおすすめすることは、もちろんございます。


 またご不明な点がございましたら、お気軽に健康堂のスタッフまでお問い合わせください。


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